祐二くんの誘いを聞いているのかいないのか、仲居さんの視線は流川の肩の上のミドリ色の物体に。 「カエルさんも! 今回も一緒に来てくれたんですね~」 ……キターーー!! 天然っ!! 「こんにちは~カエルさん。私のこと、覚えてますか?」 流川の肩にでろんっと乗っかったカエルの顔を、下からのぞき込んで挨拶する仲居さん。 「車酔い、今日は大丈夫でしたか?」 「……ふっ」 「ぶぶぶっ」 やっぱり仲居さんサイコー! その真剣な顔サイコー!