「ちょ、唯衣、カエルが邪魔っ」



ジュースにポテチ、カエルの侵入にあたふたする麻紀。



「ま、麻紀、痛いっ! つぶしてるっ、オレの××!」



定まらない麻紀の手に、ヤバいところを攻撃されてるらしい祐二くん。



「ひゃーっ! 揺れ過ぎなんですけどっ」



流川の腕から、手を離せない私。



「うう~、怖いよ~、流川~」


「もう少しの辛抱だ」



しがみつく私の頭を、流川の大きな手がぐりぐりっと撫でる。



「アトラクションだと思ってればそんなに怖くないだろ」


「そ、そっか。そういう考え方もあるね……」



素直にうなずいた私を見て、流川はくくくと笑った。