「では、AT車での入所ですね。まずは、適性検査、説明会、その後1段階の学科1に出席して頂きます。」



今日は母と教習所に入所手続きに来ました。

大学4回生。
就職活動も終わり、バイトも再開させ、少し落ち着きを取り戻したということで、この時間のある今!車の免許を取ろう!ということで来ました。


親には「絶対あんたのことだから、補習だったり、テストも何回か落ちるでしょ。」なんて言われてる。


私自身、車の免許を取るのに時間がかかると思ってるし、それが不安。


でも、来春、働き始めたら免許を取りに行く時間がないし、今やるしかない、ってことで、通うことになった。


「では、お待ちしておりますね。」
受付の柿原さんはすごく明るくて、笑顔が素敵な人。


適性検査、説明会の日を決め、今日は終わり。



「ここで練習するんだな〜。」

帰りに教習所のコースを見る。

今も目の前で、教習の車がうごめいている。


「さっきパッと見えただけでも、ここの教官、けっこう若いのかもね。」

「え?」

「うん、さっき路上から戻って来た車見たら、教官は30代前半とか、まだ20代かもね。」

「へえ〜。」


年が近い教官の方がいいな。

おじさんよりも。







ーこのときの私はここで出逢いがあるだなんて、全く思っていなかった。