この孤独をうめてくれたのは君だった



「おはよう。桃井さん」


その言葉に嬉しさを感じながらあたしは頷く。


「今日雨降るってね」


今にもふりそうなどんよりとした雲を見ながら茂木くんはそう言った。


ぼんやりとした無表情にも見える茂木くんを見て、


ふと、初めて屋上で見た時泣いていたのを思い出した。


この人の心の中はどうなっているんだろう。


あんなにも大勢の人達と交流を持って、


あんなにも慕われて。


それでもこんなにも寂しそうにみえるのはなぜ?