この孤独をうめてくれたのは君だった



「まじでー!?よかったなー!ほんと!で?で?どうなんだよ?」


あの静かな時間とはまるで別人のようにクラスではしゃぐ茂木くん。


いつも賑やかな人なのに、あの時はまるで別人のようだった。


友達に向ける満開の笑みに見えてたその顔は、何だか瞳の奧に暗さを宿しているような気がする。


どうしてそんな気がするのかわからないけど。


屋上を出て行くときの寂しげな瞳が頭をよぎる。


あんなにも人囲まれ、あんなにも信頼されているのに、寂しい筈がない。


誰もあなたを裏切る人なんか居ないのに。