この孤独をうめてくれたのは君だった



それからあたしはふと気づくと茂木くんの周りの会話を聞いていた。


その会話はくだらないことばかりだったけど、みんな楽しそうだった。


現国の先生がゲームのあのキャラに似てるとか。


昨日ゲーセンで袋いっぱいのお菓子をゲットしたとか、


アイドルのリーダの子がかわいいとか


先輩の誰々が2番人気でとか、


ふと誰かがその人を貶すと、


茂木くんはさらっと別の話に変える。


何の違和感もなく。


そんなことは何回も何回もあった。


そのたびにあたしの心は穏やかになった。



茂木くんの周りは休み時間になると人が集まってくる。


まるで磁石にひきつけれれってるみたいに。