私と雷夢は


23の時に結婚した。

そして、今24歳。



『雷夢ー!ご飯できたよー!』


私が言うと2階からドタドタと大きな足音がする。



「叶!またそんなに動き回ったのか!」



動き回ってない…。

一階に下りてきてご飯作ったくらいなんだけど…



彼がこんなに焦ってる理由は



『あ。動いた!』


「え!!大丈夫か?」



私のお腹に触れる雷夢の手は優しくて温かい。


そう。私のお腹には私たちの愛の宝物。



『夢が叶うときまた新たな夢が生まれる。私たちの新たな夢はこの子を幸せにすることだね。』



「そうだな。」



彼は優しく微笑む。