夢が叶うとき

なんだかんだで、メールが来ないまま大学の入学式。

スーツを身にまとって、待ち合わせのところで待っていると。


「ほんとに憎たらしいほどスーツ似合うわね。」


という、懐かしい声が聞こえた。


「なんだよ。海。羨ましいか?」


ニヤッと笑って見せると、


「キモい。」


そう言われた。

ほんとに、俺にこんなことを言うのはこいつぐらいだろう。


「なぁに、2人で話してんだよ。」


そう言ってきたのは、もちろん空で。


「きゃー!空かっこいい!」


さっきとは全く違う声で反応する海。


「似合ってんぞ。」


そう言ってやると


「嫌味か?」


そう言われた。

別に嫌味じゃねーのに。