叶side


私と雷夢は私たちが再会した、屋上に来ていた。


すると、雷夢がいきなり手を握ってきた。


「どうしたの?」


私が聞くと、


「なんで、今日、いっぱい話しかけられそうになってるんだよ。」


そんなこと言われても、と思ってしまう。

けれど、嬉しいので言わない。


「なぁに?ヤキモチ?」


そうふざけたように私が言うと、


「そうだよ。悪いかよ。」


そう彼が言った。


(やばい。嬉しすぎる。)


私は雷夢を抱きしめた。


最初は驚いたようにしていたけど、少しあとにさらに強い力で抱きしめたを


「叶。遅れちゃったけど


俺と付き合って?」


私は大きく頷いた。


「よろしくお願いします。」