私は淡々とそして、間違えることのないようにあの時のことを話始めた。
「私は、あの時、私の飲み物を買うためだけに、あの町で両親が車を止めたんだと思ってた。
けど、私が忘れてただけだった。
あの日、私たち家族は、家族ぐるみで仲がいい、両親の友達のところに行こうとしていたってことを。
私と同じ歳の男の子がいる家族だった。
私はその男の子のことが好きだった。
だから、とても楽しみにしてたんだ。
なのに、あの事件のショックで忘れてた。
大好きな人なのに。
その男の子はね?私と同じ誕生日で、
食べ物が大好きで、ほんとに運命の人だと思った。
その男の子の名前は……
長野 雷夢 くん 」

