「叶?」
トタトタと、可愛い足音が聞こえる。
振り返り、笑顔で
「愛ちゃん。授業お疲れ様!」
そう、愛ちゃんにいうと、決まって愛ちゃんは困った顔をすると、
「どうしたの?」
私の心配ばかりする。
「うん。大丈夫だよ。」
私の強がりな発言。
自分がいついなくなってしまうかわからない恐怖。
愛ちゃんといられなくなってしまう恐怖。
生きていけなくなってしまう恐怖を、
一生懸命隠すための、
私の強がり。
「そう。」
いつも、いつも、悲しそうに返事をする。
私の大好きな大切な親友。
「無理、しないでね。」
私は、心からの笑顔を返す。

