夢が叶うとき

ガシャガシャ

彼女ははっとして
フェンスを登り始め、
私の腕を掴んだ。
私と彼女はバランスを崩して
屋上の床に叩きつけられた。

バシンッ!

乾いた音が響いた。
頬が熱い

「馬鹿じゃないの!」

彼女は顔を真っ赤にして怒っていた。
私のために、こんなに必死になってくれる人がいた。
そう思っただけで自然に涙が出た。

「う、うわーーーん。」

私は子供のように泣きながら
名前も知らない彼女に
ついさっきのことも
今までのことも
自分の本当の気持ちを全て話した。
彼女はただ
静かに私の話を聞いて
私を抱きしめた。

「大丈夫。大丈夫だよ。」

そう言って、背中を撫でてくれていた