急いで上に上がる。

ガンガンッ

「叶?叶?!」

ドアを叩いても、名前を呼んでも返事がない。

「開けるぞ。」

ガチャ…

そこにいたのは、
床にうつ伏せに倒れている、
叶だった。

(発作だ!)

すぐに救急車を呼んだ。
けれど、
とても怖くなった。
叶が目の前からいなくなってしまうようで
俺が守らなければいけないのに
とても、怖くなってしまった。