私は、教室に戻ろうと廊下を歩いていると
前に大好きな後ろ姿があった。

タッタッガバッ!

バンッ!


「いったーーーーー。」


私はいきおいよく愛ちゃんに飛び込んだ。

すると、
愛ちゃんは、持っていた教科書を足に落とした。


「だ、大丈夫!愛ちゃん!」


私はものすごく動揺した。

愛ちゃんが怪我したらどうしようと。


「ふ、ふ、あはは!」


そんな私を見て愛ちゃんが笑い出した。


「こんなんで、怪我しないから。
叶って、ちょっと天然だよね。フハ」


愛ちゃんはまだ笑いが止まらないみたい。

私もだんだん笑いがこみ上げてきた。



「「アハハハハハ」」


二人で3分くらいずっと大笑いしていた。
ちょっと周りの人に変な目に見られたけど…。


「あっそうだ!雷夢と喋ったよ!」


「えっ。らいむ?もう呼び捨て?!
てか、喋ったの?あの人が?」


「うん。笑ったし。」


「えーーーーーーーーーー!」