いつだって。



「お、遅刻常習犯」

声がする方を向くと
幼馴染みの”さっちゃん”こと
向井智がいた。

「さっちゃんまで...」

「俺までって?」

「何でもないですぅ」

「はーあ?」 「何よー?」

「...ぷっ
あはははっ」

いきなり真愛が
吹き出して笑った。