いつだって。



俺は手を顔の前に合わせて
お願いした。

しばらく悩んでいた彼女は、

「...分かりました。
これでよかったら使って下さい」

と言ってくれた。

「...本当っ!?」

目の前にいる彼女が
俺にはまるで天使のように思えた。