午後2時45分。

既にタイムリミットは1分を切っていた。

だけど、未輝はもちろん、日本国民は全然知らない。

「~~~♪」

未輝はのんきに歌を歌っていた。

男子達はふざけあい、女子達は話ながら帰る為にランドセルの用意をしていた。

この日は金曜日だったので、ジャージや歯磨きセット、上履き等を持ち帰る日だった。

そして、帰りの学活が始まったところだった。









































ついに、あの時間、2時46分になってしまった。