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「璃世、大丈夫かな~」
夕食を食べて樹さんに手伝ってもらって後片付けをした後、コタロウとマサコちゃんが二匹で遊んでいる姿を見ながら、家に帰ってから何度言ったかわからないセリフを私は口に出す。
そわそわしっぱなしの私に、樹さんは「また言ってる」と溢し、くすくすと笑った。
このやり取りもずっと続いているものだ。
「そんなにそわそわしなくても大丈夫だって。俺の妹の陣痛に遭遇したことがあるけど同じ感じでけろっとしてたし、伊野さんもついてるから。俺たちは無事に産まれることを祈ろう」
「で、ですよねっ。いい加減、落ち着きます。……あの、樹さんって妹さんいるんですか?」
「あれ?言ってなかったっけ?兄貴と妹がいるよ」
「そうなんですね!へぇ~」
樹さんの兄妹なら、きっと美男美女なんだろうなぁ。
ちょっと見てみたいけど……それは叶わないことかもしれない……と思ってしまう。
「みーこは?」
「私は10こ違いの姉が一人。歳が離れてるのもあって、姉は過保護なくらい私を気にしてくれるんですよね」
「そうなんだ?じゃあ、一人暮らしするのってお姉さんだけじゃなくてご両親の反対とかもあったんじゃないの?」
「いえ。実家は県外なんですけど、姉もこっちに出てきてるし、親は結構放任主義で成人したら勝手にしろ、くらいの勢いだったから大丈夫でしたよ。まぁでもやっぱり心配されてるのか、たまに連絡が来て、いろいろ言われますけど」
「そりゃそうだよ」
ソファに座っていた樹さんが、床に座っていた私の隣に移動してくる。

