「りぃ、大丈夫?」
「うん。あ、マサコ、二人が預かってくれるって」
「え?本当に?」
「伊野さんが良ければ、ですけど。どうでしょう?」
「それは助かるけど、悪いんじゃ」
「いーじゃない!お言葉に甘えさせてもらおうよ」
「あ、りぃがそこまで言うなら……じゃあ、お願いします」
「はい」
あれよあれよという前に話が決まってしまった。
樹さんも璃世も話の運び方がうますぎると思うのは私だけだろうか?
……いや、伊野局長もきっと同じことを思っていると思う。
その後、「医者からもう少し家で様子を見るように」と言われたらしい璃世と伊野局長からマサコちゃんを預かり、私と樹さんとコタロウ&マサコちゃんはタクシーを呼んでもらって私の家に移動することにした。
その帰り道、樹さんが伊野局長にマサコちゃんの世話の仕方をしっかりと聞いていたことを知った私は、さすが樹さんだな、獣医さんだな、と感心したのだった。

