キミとネコとひなたぼっこと。~クールな彼の猫可愛がり方法~

 

まだ不安は残っていて怖い気持ちを感じながらも、私は樹さんの顔を見上げる。

そこには嘘をついているなんて思えない、真剣な表情をした樹さんがいた。

……今の言葉は嘘じゃない。そう思わせてくれる表情だった。

こんなちょっとしたことだけで安心できるなんて、私って本当に単純だ。

樹さんのたった一言と表情だけで、私の不安なんて一瞬にして吹き飛ぶ。

でも、……不安はもうひとつある。

すごく大きな問題だ。

……でも、怖くてそれを簡単には口には出せない。


「やっぱり気にしてたんだよな?ごめんな?不安にさせて」

「!……いえ」

「みーこには隠し事はしないから。俺のこと、信じてて」

「……樹、さん」

「俺はみーこのことしか好きじゃないから。絶対に裏切るようなことはしない」


そんな風に言われてしまったら、私は何も言えなくなる。

どうしたらいいんだろうか。

このまま樹さんの言葉を信じるのか……思い切って、もうひとつのことを聞くのか。

もし聞いて……西岡さんとのことが真実だとしたら……?

別れる、ってこと?

樹さんを失ってしまうことを想像するだけで、涙が出そうになってしまった。

そんなのやだ。樹さんを失いたくない。

それなら……