……いやいやいや!私、何調子に乗ったこと言っちゃってんの!?
「好き」って言ってもらえて嬉しいからって、バカみたいに調子に乗るなんて!
私のバカバカ!
せっかく想いが通じたというのに、早速『こいつバカ?』って愛想尽かされるかもしれない……!
謝ろう!早く!
「いや!今のは冗談です!すみません!忘れてください!」
焦りと恥ずかしさと不安に一気に襲われた私は、ぺこぺこと頭を下げて先生に謝る。
何度かそうした後、恥ずかしさがなくなってくれなくて顔を上げられなくなってしまった。
「……そうだけど?コタロウにヤキモチやいた」
「へっ?」
すんなり認めてしまったらしい先生の言葉に私は顔を上げる。
「どう考えても今の段階では絶対にコタロウの方が坂本さんのことを知ってるだろうし。俺、ほとんど坂本さんのこと知らねぇもんな。まぁ……これから追い付いてやるけど」
「!」
「覚悟しといてな?」
「~~っ、もう、ズルいです……!そんな風に反撃しなくても……!」
「反撃?……この程度で反撃なんて言ってどうすんの?まだまだ足りないし」
「!」
「……やっと手に入ったし、お楽しみはこれからだから。ってことで、早く部屋に入れて?コタロウに会わせてよ」
「!!」
魅惑的すぎる表情で笑った上、コタロウの名前まで出してくる先生は本当にズルイと思う。
……でも、私はそれに簡単に負けてしまうのだった。

