階段の一番上にドアがあって

そこからすごい音が響いてくる。



ダタンッ‼ シャーン‼



ドラムの音みたいだ。


ドアの前に男の人が立っていて

こちらに向かって手をふっている。



「きてくれたんだー!中にどーぞー!」



真っ黒な髪をした爽やかな男の人が

にこにこしている。

案内をしてくれるようだ。



「ミーナ!やばい!

あたしめっちゃタイプかも!!」



カナが小さい声で耳打ちをしてきた。



ミーナは綺麗だし、

こういう爽やかな男の人とは

とてもお似合いだと思った。