「分かった……玉川君にそれとなく探ってみる。上手く聞けるか自信はないけど」




相沢さんにそう言うと、途端、相沢さんの表情に笑顔が戻った。





「ありがとう!涼花!」





多分自分の恋が上手くいかなかったから、相沢さんの恋の力になりたかったのかもしれない。




(玉川君から聞き出せれば良いけど……不安だ)




気合いはあるものの、でも自信はなくて私は相沢さんにはばれない様にため息を吐いた。