恋愛以外もそうだけど、当事者達の事に第三者が首を突っ込むのはただの自己満足だと思うから……。





それに、優希ちゃんと玉川君がよりを戻せるよう手伝って欲しいと言わない限り、口を出してはいけない事だと思う。





「ああ、そうかよ……分かったよ！ お前冷たいんだな……もう良い！！」





ミヤビちゃんが怒って去って行くと、私の頭をぽんっと洸ちゃんが撫でてくれる。





「気にするなよ？ お前は間違った事言ってないから」




その言葉に凄く安心して、静かに頷いた。




「……ありがとう」






優希ちゃんと玉川君の事は手伝えないけど。



でも、二人が心から笑って生きてる。




今がそうであって欲しいと願うのは本音だ。






「優希ちゃんなら大丈夫な気がする……」





立ち尽くしたまま、自然とそう呟いていた。