「俺、がんばって痩せるから。涼花は何も悪くないよ」



「えっ……」








洸ちゃんが言った言葉に対して、自分の言動に後悔していた気持ちが一瞬にして全部こみ上げる。






痩せるって……。







「もしかして、洸ちゃんダイエットしてるの……?」




「そうだよ。正直こないだはショックだったけど、全部俺が悪いんだなって思ったの。涼花に我慢させてたなって」






我慢なんてしていないのに。





我慢させているのは、洸ちゃんじゃなくて私の方だ。