私の彼氏はおデブさん

藤崎君は私と目が合うとすぐに逸らし、何事もない様に答えながら上履きに履き替える。





「おはよ」


「俺、橘と付き合うから」





もう、その口を喋れないように糸か何かで縫って欲しい。




玉川君がケロっとして言うと、私は慌てて訂正する。




……つもりだったけど。








「ちがっ……!」


「おめでとう」






藤崎君の言葉が重なると、一瞬で何もかもどうでもよくなった。