「柊」


銀司に促されるように、最後まで残って居た柊も、この部屋を出て行った。


「銀司だけじゃなく、柊のことも手懐けたんだな。カリスマ性は、兄貴譲りか」


2人きりになり、柳田組の頭が口を開く。


「そんなつもりは、ありません」


それに、鼻でフッと笑う。


あたしはどちらかと言うと、お父さんより、、、


お父さんの弟のこの人と、、、


柳田組の頭と同じ、人間なのかもしれない。


だって、あたしも、、、嘘つきだから、、、


「まぁ、良い。さっきの質問の答えだが、、、兄貴は、私が1番信じていた男だ。その男を殺した、ノリ子のことを許せるかと言ったら、その答えは「NO」だ」


NO、、、


その答えに少しだけ、ホッとする。