「銀司のことも、騙して居たということか」


それは、、、


騙して居たというか、銀司が勝手に勘違いをしていたというか、、、


あたしは何と答えて良いかわからず、口を閉ざす。


「ホント、利口な女だ。うちに、欲しいくらいだ」


ハッハッと、何がおかしいのか、笑みを溢す。


「だが、ノリ子には手出しさせない」

「自分の兄が殺されたって言うのに、庇うんですね。あなたにとって、この女は、、、お父さんより、価値があるってことなんですね」


別に、期待していたわけじゃない。


味方をして欲しいわけでもない。


ただ、、、


やるせなかった。