「あたしに娘なんて、居ないわ」


あたしの言葉に、アイツは否定する。


「1度捨てたからって、あなたの子供であることに変わりない。自分のお腹を痛めて産んだくせに、どうして簡単に自分の子供を捨てられるの?」

「だから、あたしの子供じゃ、、、」

「その後、千尋がどんな人生を歩んで来たかわかる?」


あたしはアイツの言葉を遮り、話を続ける。


「あなたが自分の実家に、千尋のことを捨てた。そんな千尋は、飲み食いさえ、、、させてもらえなかった」


だから、千尋は、、、


「それを知った、施設の人間が千尋のこと引き取ったの」


もし、あのまま、、、


あたしと一緒に、施設に居たら、、、


千尋は、今の千尋にはならなかった。