電話の向こうの相手は、バカにしたような笑みを溢す。


もう一度、電話の相手を確認するが、登録されている相手は千尋で、、、


、、、誰?


そんな疑問が、あたしの中に浮ぶ。


だって電話越しに聞こえた笑みは、千尋の笑い声じゃない。


というか、女の声でもなかった。


だからと言って、真の声ではなかった。


もちろん、あたしが知っている白夜の仲間たちの声でもない。


あんな汚い笑い方をする奴なんて、白夜にはいない。


男に境界線を引いてる千尋が、、、


今、誰と居るの?


「、、、誰」


いつもより低い声で、威嚇したように尋ねる。


『俺だよ、美香子』


そう言い、始めと同じような汚い笑みを溢した。