ヤバい、と思った。


確かにあたしは、翼のことを利用しようとした。


だけど、翼のことを傷付けようなんて気は、、、これっぽっちもない。


でも、この男のことだ。


翼のことを、危険な目にあわせることがないと、断言出来ない。


「翼、逃げて、、、」


あたしは翼に聞こえるように、大きな声で言う。


「羽衣?」


あたしの声がちゃんと聞こえたのか、翼があたしに気付く。


「美香子、ちょっと黙ってろ」


__バンッ__


男は、、、


高城の右腕の男は、あたしのお腹を殴る。


あたしは咳き込み、その場に倒れ込む。


まだ、怪我だって治っていないというのに、、、


ホント、手加減もクソも知らないんだから、、、