__カツカツッ__


そんな足音が、耳に届く。


あたしは物陰に隠れ、相手のこと確認する。


そして、あたしの瞳は翼のことを捕らえる。


あたしは翼が本当に1人で来たか、様子を伺っていた。


「見~つけた」


背後から突然聞こえた声に、あたしはハッと息を飲む。


そして、首に冷たいモノが触れる。


あたしはゆっくりと、視線を移す。


、、、ナイフって、、、


「探したぜ、美香子」


だから、あたしの名前は美香子じゃないって、、、


こんな状況だというのに、頭は変に冷静だった。


「もしかして、お友達と約束でもしてたわけ」


あたしにナイフを突きつけている男が、翼のことを捕らえる。