「だからね、季蛍。我慢なんてする必要、どこにもないんだよ。 ……我慢しなくていい。 俺に頼ればいい。だって、ずっと一緒なんだから。 辛いときは…頼れ。 1人で我慢しなくていい。 俺がいなきゃダメってぐらいの季蛍が、俺は好きだよ。 たまには…俺のこと、突き放してもいいけどね? でも、たまにはだから。 季蛍が俺を突き放しても、俺は季蛍を突き放さないよ。 一生に一度の、俺の奥さんなんだから」