また手を伸ばして、額に手を触れた。 「やって言った!」 「どうしたんだよ、陽」 額に手を触れるぐらいで、嫌がる陽なんて見たことがない。 「……ちょっと熱いかなって思ったんだけど」 そう言うと…… 「……そんなことないから、大丈夫」 と寝室に行こうとする。 「陽!まだ話が終わってないんだけど?」