──顔の真っっ赤な季蛍がご飯をテーブルに並べる。 ……自分からねだったくせに、あんなに顔、赤くなって。 「いただきまーす」 ご飯を食べる俺を見つめる季蛍……。 「何?」 「う、ううん」 ご飯を食べ終えると、また膝上に座ってニコニコする季蛍。 「ねぇ、好きって十回言ってみて?」 「好き、好き、スキスキスキスキスキスキ……」 「キス」 と言って、口づけする季蛍… そんなことしたら、俺、 我慢できないよ。季蛍……