ピピピピっ ピピピピっ 「…熱はないみたいだね」 呟くと、季蛍が苦しそうに顔をしかめて、俺の白衣に顔をうずめる。 「……気持ち悪い」 その様子を見て、 すっっごい怖い顔でみている蒼先生。 「蒼……」 俺は蒼先生じゃないんだが……… 蒼先生が俺と場所をかわり、季蛍が蒼先生に寄りかかる。