「舞がすごい心配してた。
『愛優が起きなかったらどうしよう』とか、『愛優大丈夫かな?入院かな?』
とか」
「大げさな。大丈夫だよ」
「だって心配だったし………」
「…でも今日こそパパにバレる気がする。」
「……顔色悪いもんね」
「パパ、ただでさえ鋭いから。」
「うちのパパなんて、風邪引いても薬くれないし、薬のこと全然知らないから、風邪なのに胃薬渡したりすんの。」
と、ゆめが呟く。
「……胃薬」
「薬の飲み方さえ、まともに知らないんだから。いいなぁ、愛優のパパ。
かっこいいしね~」
「……そんなことないよ?
まあ、でも…パパとママは仲がいいかもね」
「羨ましいよね、そういう家庭。」
「ほんと。いいなぁ」


