「……んー。喉は…大丈夫だけど」






と言って椅子を引き、ヒューと後ろに下がる先生。





「あ、蒼先生、ぶつか…」







ガンッ








「……ん゙ッたぁーー。」








「大丈夫ですか?」








「フフ、痛い」







「………蒼先生」







そんな所も、蒼先生らしかったりする。







「じゃあ、薬出すから。家で寝てなよ。仕事明日でいいから」








「……やっぱり帰らな」







「ん?」








口元は笑ってるのに、目が睨んでる……。







「はい、帰ります」