「いや、人としての特別とかじゃなくて…。

季蛍ちゃんにとっての…存在?」





「存在…。」






「季蛍ちゃんを一番に思ってるし、何かあったときって、蒼くんとっても頼りになるよね。


優しいけど、甘やかさないし、優しいけど、怒るし。






なんか、季蛍ちゃんと蒼くん見てると、羨ましくなる」








「……そうですか?」








「いや、私は私で今がすごく幸せだし、港と結婚して良かったって思ってる。



でもね、季蛍ちゃんと蒼くんって…







なんか、いい夫婦って感じだね」










「ありがとうございます……。蒼は…確かに優しいかも。私も蒼とじゃなきゃだめだし…」







「そうだよね、私も港じゃなきゃだめ。」