───────旅館到着 「ついたよ」 「ついたー?陽さんは?」 「陽さんね、なんか起きてたけど酔ったみたいだよ。港がうちわで扇いでたから」 「……そうなんだ」 車を停めて中に入ると、早くも到着していたらしい港と陽さん。 陽さんは、大分落ち着いたみたいで、港の服を掴んで離さない。 「あー蒼、こっちー」 「……なぁ。部屋ってどう…わけんの?」 「え?………それはもちろん蒼の為に…。」 「為に………?」