港と俺の車で二台。





走り続けて二時間。











途中のサービスエリアに到着。









車を降りて、港の元へ行くと、港が苦笑いで俺をみつめる。







「どうした?」







「陽が酔った……」







パタパタうちわで、陽さんを扇ぎながら苦笑いの港。







「え?大丈夫?」








「少し休んでればね。薬飲ませるの忘れてて。っていうかずっと寝てたしね。季蛍さんは?」







「ぐっすり。
昨日も『吐くかも』とかいってご飯食べてないからな。少し心配」





………もう大丈夫だって言ってんのに。







「そっか。しばらく休憩しよ。目的地まで少しだし」







「だな」