中庭で好き、だなんて言われて普通にしていられる訳ない。 ほんとは思わず、唇を奪いそうだった。 だけどそんな自分にブレーキをかけて。 座り込む季蛍を抱える。 辺りを見渡して、誰もいないことを確かめると、頬にキスを落とした。 顔が真っ赤になる季蛍を見て、 思わず その場で唇を奪ってしまった─────