リビングにご飯を並べていると、蒼が帰ってきた。 「おかえり」 「あ、ただいま。愛優たちは?」 「ん?今日蒼のお母さんに預かってもらってる」 「あ、そうなんだ。っていうかさ、誰か来てるの?靴が…」 「……陽さん。」 「陽さん?なんで?」 「…………。 なんか、体調悪いみたいなんだけど…。 港くんに言ってないんだって。」 「じゃあ俺から連絡しようか?」 「…そう言ったんだけど、嫌だ、って。」 「………。」