「………落ち着いた?」
「うん…」
「ハー。びっくりした」
「頭に血がのぼった…」
「なんであんな格好してたの…」
背中をトントン叩きながら、問う。
「………座ってたら苦しかったんだもん」
「……。」
額に手を触れて、ベッドサイドから体温計を取る。
「季蛍。熱計ろう。………今何時だろう?薬飲めるかな」
腕時計を見ると、3:20をさしていた。
体温計を入れて、肩を抱く。
「熱が上がってたらもう一回薬飲もうね」
ピピピピッ ピピピピッ
「昨日薬飲んだのにね。下がってないや。……昨日10時頃に薬飲んだから…。
五時間たってる。」
「飲めるね」と、背中を叩いてリビングへ向かおうとすると、ぎゅっと服の裾を握る季蛍。
「ちょっと。薬持ってくるから」
「そこにある…」
「え?」
ベッドサイドに置いてある薬。
「あ、忘れてた」


