「季蛍刺すよ」





「……ん」






コンコン








「高島いるー?」







「…あ、蒼先生」








「高島…せんせ…。」








「…………」








「お願い、します…」







涙目で訴える季蛍…。







ベッドの所のカーテンを閉めて、少しドアを開け、部屋を出た。








「…あ。いた」







「すいません。仕事してて」






「季蛍知らない?」






「……えーっと」







「まぁ知らないんならいいんだけどね。どこにいるんだろ、ほんと」








「……………」