────「お疲れ様ですー」





オペ終了後、季蛍さんのいた部屋へ向かう。






……大丈夫だったかな








ガラガラッ








「季蛍さんー。蒼呼ぶ?」







フリフリと首を振る季蛍さん。






「あ。」






俺に気づいたようで、苦笑いする芙羽。







ヒックヒックと、泣きじゃくる季蛍さんが、ベッドに座っていて、その背中をさする芙羽。






「いたー…ック………ゥ」







「どこが痛いの?季蛍さん。蒼がもう少しで外来終わるからさ。そしたら呼んでくるね?」







「蒼、や…だ」








「…じゃあどこが痛いか教えてくれる?」









「ッ……」