カチャ
「どう?少しは落ち着いた?」
俺の診察室のベッドに倒れ込むように眠る季蛍の元へ。
白衣のまま横たわっている。
「……まだ、気持ち悪い…かも」
「ねぇ。………」
ベッドの近くに椅子を持ってって腰掛け、手首をとって脈をはかる。
測りながら、
「……どうして家で怠いこと隠してる?」
そう聞けば、顔色がサーッと悪くなった。
「…辛いんなら、家で一言謝ればいいじゃない。そしたら蒼先生だって、苦しむ季蛍放っておくことなんてしないと思うよ?
だいたい、蒼先生知らなかったみたいだからね。
季蛍が体調崩してること」
「……言った…んですか?」
「……うん」


