蒼先生と季蛍がケンカして二日目。





家でどんな顔をして過ごしているのか考えるだけで恐ろしい。





「ッオェ…」







季蛍はあの日から、体調を崩して、病院でずっと吐いている。






背中をさすりながら、袋に顔を突っ込む季蛍がなんだかすごく心配…。







「……ッゲホ、オェ」







「季蛍…。蒼先生に謝らなくていいのかー?」








「ッオェ、オエ」







「おーお、まだ出る?」







さすっているこの手も、いつもなら蒼先生の手なのに………