脈をとっていると、また痛い痛い言い出して、と途中からやめて、と言い出すようになった。
どうしたんだ…?
「……季蛍、心音聞きたいんだけど。いいでしょ?」
「嫌ぁッ!!!!」
「………。なんで?」
………あ。
知らない医師に服捲られたのかな。
聴診器を入れられた…とか?
俺と高島の…大丈夫だけど…
「怖かった…?」
そう言えば、頷く季蛍。
「ごめん、ここのカーテン閉めてもらっていい?」
「あ、はい」
カーテンを閉め、季蛍と俺だけになった所でもう一度聞いてみる。
「…服、捲ってもいい?」
「…………」
返事は聞かなかったけど、嫌がらなかったので、服を捲る。
体には数カ所の傷。


