───────病院
家で白衣を見せれば、ものすごく喜んだ夏来。
家からの着用で病院へ。
病院に入るまでは、ルンルンだった夏来も、季蛍が抱えて病院に入れば、泣き出しそう。
これは…やばい?
待合室でも既に泣きそうな夏来を見て…不安になってきた。
…そして、名前が、呼ばれて診察室へ入る。
「あれ?白衣」
どうやら予防接種を打ってくれるのは芙羽らしい。
「お手製白衣。かわいいでしょ」
季蛍が椅子に座り、夏来の服を上げるんだけど…
またこっからが大変…。
「嫌ッもしもししない」
「なーつ。少しね」
無理矢理上げた服に芙羽が聴診器を入れる。
「うん、大丈夫だね。右にする?左…?」
「左で」